1月 06 2010

太陽光発電設置工事による雨漏りは欠陥工事です

以前、「太陽光パネル設置と雨漏りについて質問をいただきました」の記事で、設置工事が原因の雨漏りは、基本的にはないと書きましたが、どうやら今年度(平成21年4月以降)に入って、太陽光発電を取り付けた事により雨漏りする事例が急増しているようです。

1月6日付で朝日新聞のサイトに掲載された記事、「太陽光発電、雨漏り注意 「設置工事で穴」苦情相次ぐ」によると、欠陥住宅の相談を受ける財団法人・住宅リフォーム・紛争処理支援センターへの相談件数が、急増しているようなのです。

記事の中では、研修の甘さを指摘しています。国内メーカーの中では、京セラが一番厳しい研修制度になっていると思うのですが、それを体験している私の感覚としては充分な内容だと思うのです。しかしそれはどうも、自分が屋根屋として雨漏りを起こさない工事というのがあたりまえのことという環境にいるからこそ、そう思うのだという事に気が付きました。

それで、以前工事中に電気屋さんと交わした会話を思い出しました。

既存住宅(陶器和瓦の屋根)への太陽光発電パネル取り付け工事だったんですね。で、この場合、支持金具を瓦の下から出してくるわけですが、どこに出してもいいというわけではありません。金具の形としては、瓦の一番低いところから出てくるわけですが、その金具を留め付けるのは、垂木位置でないといけないのです。そうしないと、確実に本体を支持するだけの力を出せないのですね。

で、瓦の低い部分と垂木の位置は必ずしも一致しないので、微妙にズレている位置で苦労して取り付けていたのですが、それを見ていた電気屋さんが、「そんな付け方したら大変やから、もう少しこっちにつけたらええやん。」と事も無げに言ったのです。

もう少しこっちというのは、瓦の一番低い取り付けやすい位置ですが、そこには垂木がありません。垂木がないという事は、野地板に直接とめるという事です。

朝日新聞の記事でも、この状態が雨漏りを起こすとして問題視されていますが、垂木につけない事で起こる問題の本質は、雨漏り程度ではすみません。台風などの強風時に、パネル本体を飛ばさないで堪えるだけの力が、板に留めるだけでは確保できないのです。こうなると、雨漏りどころの被害ではすみませんよね。だから、垂木位置を確認して確実に留め付ける事は非常に大切なのです。

問題は、屋根屋から考えたら当たり前のこの事が、他業種から儲かりそうだからと言って参入して来た業者さんには、決してあたりまえのことではないという事です。屋根の構造を知って、それぞれの部材の役割を知っていないと、こういう考えには行き着かないのですね。雨漏りを起こさない仕組み、「雨仕舞」については、やはり屋根工事店にまかせるべきでしょう。

太陽光発電の装置は、ちゃんと設置すれば長期にわたって稼働できる物です。だからこそ、最初の設置は慎重な工事が求められます。欠陥工事とも言えるこのような事例があるという事を他山の石として、当店ではこのようなことが起こらないよう、心して工事に取り組みたいと思います。

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  1.  こんばんは・・民主党の小沢が陰で「ワシの天下だ!」と思われる中、就職活動もやりくく「若者が働けない国:ニッポンの危機」が迫っている乱れた日本社会・・何かをやりだそうとし、失敗しそうになると逃げたがる日本人の気質であろうか・・こうした社会だからこそ!地域密着だと思い近所の50歳:K氏さん(41歳青年部:私のあまり活動しなかった元部員さん)と共に太陽光発電を基に起業・独立を考えており、静岡県庁でNPO法人加入の件について質疑や「京セ○」の起業・独立を考える人達の講習会に参加して来ました。・・・と言う主旨で記事にしました。タイトルは『太陽光発電を基に仲間で起業・独立を考えてみる (~_~;)』です。毎度のユニーク:おもしろ画像写真では、「小沢が陰で「ワシの天下だ!」「若者が働けない国:ニッポンの危機」「失敗しそうになると逃げたがる日本人の気質」「県庁隣にある駿府城」写真画像を貼りました。よろしければ1言コメントと応援もよろしく頼む次第です。・・どうぞ!遊びに寄って見てやって下さい。\(^o^)/・・恐縮にも、よろしければ:1言コメントと応援もよろしく頼む次第です。

  1. […] 2010年1月9日追記: こちらの記事もお読みください。⇒太陽光発電設置工事による雨漏りは欠陥工事です […]

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