左京区修学院の新築の平板瓦の現場ですが、今週は他の瓦屋さんの応援に行ったり、雨があったりしてちょっと予定よりのびましたが、本日葺き上がりました。実質では三日間くらいの作業でしたね。
10日の書き込み「雨のち晴」 の写真と大体同じアングルで写した葺き上がりの写真がこれです。
なかなかいい感じです。[tegaki]やったぁ(^^)[/tegaki]
焼き物である瓦の良さは、焼き物であるがゆえに、微妙に、それもパッと見ではわからないくらいの微妙さで、一枚一枚が違うんですよね。それが葺き上がると、全体で何とも言えないハーモニーが生まれる…いわゆる、味って言うやつです。そして、ある程度の厚みがあることで、光があたった時に陰影が生まれるんですよね。それがまたいい感じに家に趣きをもたらしてくれるんですよ。[tegaki]う〜ん、いいですねぇ[/tegaki]
一番高いところ、つまり棟ですが、今回は紐付き三角冠瓦を乾式工法で取り付けました。
それから、棟側から軒先側を見下ろした写真がこちら。
軒先には、雪止金具が千鳥に配置されています。屋根の上に雪が積もった時、雪崩の如く一気に滑り落ちて行くのを防ぎます。こうすることで、落雪による被害を防ぐわけですね。
さあ、このさき何十年かの間、この屋根が、この瓦が、風雨からこの家を守っていくわけです。この家がしあわせの家になりますように…。