昨夜からの雨は、午前中には上がりました。午後からは、徐々に青空が…。一雨ごとに春が近づいてきますね。[tegaki](^^)[/tegaki]
夕方、少し肌寒くなった頃、きれいな夕日が工事中の屋根の向こうに見えました。
さて、この写真の屋根は、瓦の下地になるルーフィングという素材を貼った状態です。
古くは、厚さ数ミリにそいだ板…トントンといいます…を重ね並べて仕上げました。
天然の木は、板になったあとも呼吸をしています。だから、トントンで下地を作れば、小屋裏にこもった湿気が、自然と発散されていったのです。
やがて、ビニールやアスファルトなどを素材に使った下地に取って代わられましたが、ビニールやアスファルトは呼吸をしません。だから、小屋裏に湿気がこもってしまったら、屋根面からは湿気が逃げなくなってしまいました。
さて、この写真の下地材は、「透湿防水ルーフィング」です。ビニールやアスファルトと違い、湿気を外部に逃す構造になっています。でも、液体の水は通しません。昔のトントン板のように、呼吸する素材なんですよ。だから、家が長持ちします。
さあ、明日はいよいよ瓦を止め付ける桟木を打って、瓦を葺いていきます。う〜ん、[tegaki]ワクワク[/tegaki]します。