昨日の記事「瓦で風水?塀の棟に「のし花」を使いました」にて、玄関に向かって鬼を向けないでのし花を使った事を書きました。今日はその続きです。
鍾馗さん(しょうきさん)。wikipediaの「鍾馗」の項目を見ると、道教系統の神様らしいです。邪気を払う力を持っており、江戸時代くらいから、家の屋根の上に立つようになったんですね。
鍾馗さんが屋根にのせられるようになったいわれについては諸説あるようですが、「甍技塾徳舛瓦店」さんのホームページに京都での起源について説明があります。
それによると、8代将軍吉宗公のころからの魔除けとして始まったようですね。
こちらがその、鍾馗さんです。
最近は、なかなかのせるお宅が少なくなってきましたが、今回は、お宅のたたずまいが風格のある感じでしたので、つけさせていただきました。
下屋根の玄関上の入母屋妻下にお立ちいただきました。
ここから下を見下ろして、邪気が寄ってこないようににらみを利かせます。
鍾馗さんを取り付けて、すべての工事が完了いたしました。どうか新しいご主人さんが、この家で末永くしあわせを育まれますように、お祈りいたします。