春先の相見積もりのお客さんがやっちまったみたいの続報です。
さっき、状況を見に行っていたのですが、まぁひどい…。相手方は、こちらより10万円安かったそうですけど、仕事自体、こちらの提案の4分の1程度しかしてません。しかもものすごい雑。
まず、軒先の割れた瓦がそのまま取り替えていません。
さらに、もともと軒先の瓦を固定している銅線が切れてしまって、このままではいつ瓦が落ちて、歩行者に当たるともわからない状況だったので、それを何とかしてほしいということがあっての工事だったはずです。なのに、そこには手をつけておらず、中ぶらりんになった瓦が、軒先の樋で止まっているのみ。非常に危険な状態が続いています。
一部、新しい瓦で葺き替えた部分がありますが、サイズ違いの瓦を無理やり使っているため、見るに耐えないことになっています。
これは、この辺の瓦は1坪を60枚で葺くというサイズを使うのですが、それよりも安く手に入る53枚版を使ったのですね。それを無理やり合わせるために、コーキングを塗りまくって、板金を差し込んでごまかしています。高いといっても、1枚せいぜい50円位の差なので、100枚でもわずか5,000円です。それでキレイにできるのに、その5,000円を儲けたかったのでしょうか。
屋根の仕事を、好きで打ち込んでる私としては、こんなのはちょっと呆れてものも言えませんね。お客さんもかわいそうだけれども、屋根もかわいそうすぎる。
まぁこれは、ぼったくりですね。ご愁傷様です。