近江八幡市・長命寺「三重塔の屋根葺き替え」(こけら葺き)工事の見学

新しい年、最初の記事になります。ここのところずいぶん更新をさぼっているので、今年はまじめに書こうと思ってみる年の初め。はてさて…

さて、当店、現場の仕事始めは明日、7日からです。ありがたい事に昨年からずっと忙しい状態が続いており、また、年末前の天候が悪化した数日間の影響もあって、ほんとうは終わっているはずの上賀茂の現場が年を越してしまいまして、まずはそちらからスタートいたします。

どうか、今年も事故のない一年間で、職人さんたちにも元気で働いていただける状況を維持したいなと、祈っている次第です。

ところで本日は、朝から京都市役所の風致課にお邪魔して、新しく改訂された太陽光発電パネル関係についてお聞きしました。こちらの内容は、また後日まとめてアップします。

[googlemap lat=”35.16244181115321″ lng=”136.06438636779785″ align=”left” width=”400px” height=”300px” zoom=”12″ type=”G_NORMAL_MAP”]滋賀県近江八幡市長命寺[/googlemap]そしてその後、滋賀県近江八幡市の長命寺まで足を伸ばしました。京都新聞の記事「三重塔の屋根葺き替え工事公開 近江八幡の長命寺」を見て、これはぜひ、屋根職人としては見に行きたいなと思った次第です。現場が始まってしまえばなかなか行けませんから、今日しかないなと行ってまいりました。

山の中腹まで車であがったのですが、それでも駐車場からの石段がけっこう急でした。こんな山の中腹に、こんなにおっきなお寺を構築した昔の人は、すごいなと思いましたね。ほぼ人力で、どうやっていたのか…。想像もできません。

長命寺三重塔屋根葺き替え工事現場
奥の囲い(「素屋根」と言います)の中に、すっぽりと包まれて三重塔があります。

なお、当然の事ながら、現場内は撮影禁止ですからその写真はありません。

ちなみに、左の写真で現場のひとつ手前の建物が本堂になります。本堂からこちらにある建物は、すべて桧皮葺きなのですが、三重塔だけがこけら葺きなのだそうです。

いつかまた、完工後に訪れてみようと思います。