【落雪防止工事】クロスライン(ニイガタ製販さん製)を取り付けました。

昨年の夏に、アルプスさんの高圧プレスセメント瓦「フラットライン20」を施工した新築のお宅で、落雪防止工事を行いました。

新築時にちゃんと雪止め金具は施工していたのですが、この雪止め金具という物はそこで大きな負荷を受け止めなくてはならないので、一般的には軒桁の上に取り付けます。一般的にはまあそれで問題ないのですが、今回問題になったのは、その雪止め金具から前方の雪、つまり、庇の上の雪ですね。これをどうしても止めないといけないということになったのです。

この家は、問題となった軒先が敷地いっぱいの位置になっているのですが、隣の敷地は何と、自動車屋さんの駐車場で、車が一杯、それもお高いのが一杯止まっています。

落雪の衝撃は、1平方メートルあたり、1トンから4.5トンにもなるそうです。これが直撃したら、ベンツもBMWもひとたまりありません。そんなわけで、なんとか庇の落雪を止められないかということで、落雪防止装置を取り付けることになりました。

今回取り付けたのは、ニイガタ製販さんの「クロスライン」という製品です。

落雪防止装置クロスライン(2)

雪止め金具側に取り付けるナイロンコーティングしたステンレスのアングル部分と、そこから軒先に伸びるポリエステル皮膜を施した亜鉛メッキ金網で構成されています。

落雪防止装置クロスライン(1)

違和感なく屋根にマッチして、非常にすっきりしていますね。

これでもう、安心です。京都はそんなに雪が降るわけではないのですが、年に1〜2度は、落雪が発生する程度の雪が降ります。なんとか、被害が起こる前に取り付けできてよかったぁ〜。ヽ(´▽`)/〜♪

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3 thoughts on “【落雪防止工事】クロスライン(ニイガタ製販さん製)を取り付けました。

  1. こんにちは。ごぶさたしております。
    クロスラインですか、初めてお目にかかりました。
    きれいに納まっていいですね。
    さっそく検討してみます。こちらは今、大雪です。

  2. おのでらさん、お久しぶり、ありがとうございます。

    なかなかいいでしょう?

    ひとつ注意する事は、あくまでも軒先の雪のためのものなので、
    軒桁から上の分は、普通に雪止めが必要という事です。

    あと、大雪が珍しくない地域の場合、雪下ろしの必要はあるでしょうね。
    おのでらさんのところもそうなのかな?

    さて、今大雪との事ですが、
    災害になる事のないように、
    みなさんがつつがなく春が迎えられますように、
    お祈り申し上げます。

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