またもや構造偽装って、なんでやねんんん!

またしても、建築の構造偽装問題が発覚したようです。

大阪の1級建築士、アパート構造計算書を偽装」の記事によると、京都府八幡市に建設予定だった3階建てアパートの構造計算書に、偽装された痕跡があることが分かったということです。

なんでまた、姉歯事件の時にさんざんたたかれたのに、この期におよんで…。

不幸中の幸いだったのは、姉歯事件と違って(今のところは)建築確認の段階で発覚したということです。ある意味、チェック機構が正常に作動したということで、そういう意味では良かったとも言えますが、しかし、今後、別の既築の物件に検査の手が入った時にどうなるか、続報が気になるところではあります。

建築にかかわる仕事をしていて、良かったなあと思うのは、やっぱり、お客さんに「きれいになった。」「安心した。」「ありがとう。」そういって喜んでいただけること、その笑顔に接する時に、こちらも心からうれしいんですよね。そんな時に、本当に良かったなぁって、思います。

雨漏りが止まったり、瓦をふき替えたこと自体より、その結果もたらされる安心感だったり気持ちよさだったり、ウキウキする気持ちだったり、お客さんにとっては、それが一番大事なんだと思いますし、工事をする側も、それを一番大切にしなくてはと思うんですよ。

私は、屋根の仕事が大好きですが、それは、屋根の仕事自体がおもしろいというだけでなく、その仕事を通して、お客さんの喜びに寄り添えるということが、いわば生き甲斐なんですよね。そのためには、苦労もいとわないというか、それがあるからこそ苦労が報われるというか…。

おそらく、偽装事件を起こす、あるいは手抜き工事をする業者というのは、そこのところの、人と人との生きたつながりから生まれる喜びを、知らないんだろうなと思います。

それが、残念でならないなぁ。

こんなこと、もう二度と起こってほしくないです。 😐

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