【命の授業】大事故から奇跡の復活を果たした先生のメッセージとは

YouTubeに、腰塚勇人さんという方の動画があります。まずはこれをご覧下さい。

このビデオの中に、

当たり前だと思っていたことに「幸せ」と「感謝」を見つけました。

とあります。

そうなんですよね。私もかつて、腰塚さんに比べたら全然たいしたことではないですが、現場でけっこう大きな怪我をして、仕事ができなくなったときが二回あります。二回とも、右手をケガしたので、お箸を持つ事ができなくて、「当たり前」にご飯をかき込むこともできない…。そんな経験があります。

一度目のときは独身でしたから、非常にみじめな気持ちになったのを覚えています。しかし、二度目は、かみさんがいてくれたので、色々な意味で助かりましたね。

そう思うと、かみさんにはとても感謝しきれないなぁと思います。もちろん、あの時のことだけではなく、たくさんの当たり前のできごとひとつ一つに、「幸せ」と「感謝」があふれているんですね。たくさんたくさん、ありがとう。

腰塚さんは、奇跡の復活を遂げて学校に戻る時に、

口は人を励ます言葉や感謝の言葉を言うために使おう…

耳は人の言葉を最後まで聴いてあげるために使おう…

目は人の良いところを見るために使おう…

手足は人を助けるために使おう…

心は人の痛みがわかるために使おう…

私を助けてくれた人たちがしてくれたことを今度は私がしよう…

このように決意されたのだそうです。

当店は、「しあわせになれる屋根リフォーム専門店」というキャッチフレーズで営業しています。これは、独り立ちしてやって行こうと思った時に、逆説的ですが「一人ではないな」と思ったんですね。

たくさんの人のおかげで、生きてるな…

と、そう思ったんです。

正直、独り立ちする直前、下請け時代には、非常に精神的にも追い込まれて、ボロボロになったんですね。このまま行ったら、俺、死ぬんちゃうかなあ…。そんな考えに取り憑かれていた感もあります。そんな中で必死にあがいていたんですが、最後の最後に、もう、あかん…と思った時に、ポロッと押し出されるように、下請けから脱したんですね。

下請けから脱した時には、もちろん、上記のような状況でしたから、準備も何もしていなかったので、経済的には大変な状況でしたが、そんな中、色々な人のつながりの中で、たくさん助けていただいて、そして徐々に動き始めました。最初の半年は本当にままごとみたいな状況でしたけれどね。

でもそのままごとで、たくさんのことを学んだし、その時期にいろいろ考えたこともたくさんあります。そしてそのなかである方から、

「こうしたらいいですよ。」という提案をしてくれるところはたくさんあけれど、「こうしたらしあわせになれますよ」と言ってくれたのはあなただけです。ありがとう。

こんなふうに言われたことがあったんですね。それで、

ああ、そうか。それが俺の特色なのかもしれないなあ…

そんなふうに思って、かなり大風呂敷ですが、「しあわせになれる屋根リフォーム専門店」というキャッチフレーズがでてきたんですよ。

もちろん、そんなたいそうな人間ではないので、誰かを幸せにしてやるなんておこがましいことはできないんですけれど、屋根だけを見て見積りを出す「技術屋」ではなくて、お客さんのことを良く知ろうとがんばった上で、どうしたら幸せかなあ…って、考えたいなあと思ったんです。

そしてその幸せを考えてあげたいなというのは、お客様にだけでなく、働いてくれているうちの若いのや、まわりのみんなに、そうしたいなあと思うんですよね。

で、そんな中で心掛けていることが、(至らない人間なのでできていないことも多々あるのですが)ちょうど、腰塚先生が学校に戻る時に決意されたことと、同じだなあと、感じました。

なんか今回は、とりとめもない記事になってしまいましたが、最後まで読んでくださってありがとうございました。

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