さて、先日の記事、「【京都・衣笠・屋根葺き替え】天窓から雨漏りでしたよ」の天窓ですが、まずは瓦側の天窓が完成しました。
工事前の写真がこれです。前回掲載した写真です。
この天窓は、開閉式であったり網戸が備わっていたりと高機能なものだったのですが、すでに今では動かなくなっていました。また、お施主さんとしても、開閉式は不要とのご要望でした。
まずは、古い瓦とこの天窓を撤去して、野地板を構造用合板で補強しました。
もともとの納まりが、ちょっと独創的な納まりでしたので、野地面と天井をつなぐスカート部分も撤去して、新たにやり直さなくてはなりません。そのため一旦撤去しましたので、この写真では、天井裏が見えていますね。
で、こちらの天窓は今回、AGC旭硝子のガラス瓦を使用しました。
この1梱包の中に、8枚のガラス瓦が入っています。今回は9枚が必要なので、二箱取り寄せました。
設置が完了したところがこの写真です。地の瓦と一体化していますので、雨の流れもスムーズに行きますし、ゴミがたまることもありません。見た目も非常にすっきりです。
なお、写真を撮り忘れてしまったのでお見せできませんが、今回、ガラス瓦の下地には、透明な素材ではなく、スモークの入った素材を使っています。というのは、明るくあってほしいけど、暑くなるのは勘弁して…というご要望でしたので、多少なりとも熱を防ぐものを使用してみました。
こうしてまずは、瓦側の天窓が完成しました。
ガラス瓦は、室内が格段に明るくなりますね。
現代の建築物には、持ってこいの商品です。大きさも変えれますし、雨漏りも少ないし・・・一番に施主さんが喜んでくれます。
うちも新築したら、ガラス瓦を付けよ〜っと。