奈良県瓦センターへ打ち合わせに行ってきましたよ

昨日は、次のお寺さんの現場の打ち合わせに、奈良県瓦センターへ行ってまいりました。 🙂

奈良県瓦センター正門

上の写真が、事務所兼工場の正門。門柱の上には、大きな「鴟尾(しび)」がのっていました。この瓦は、鬼瓦のように、棟の一番端っこにつけられる瓦ですね。

「奈良の瓦は硬い」とよく言われます。裏を返せばこれは、耐寒性が高いということです。次のお寺さんは、京都洛北郊外の大原ですので、耐寒性能は非常に重要です。

さて、今回奈良まで足を運んだのは、ちょっと瓦の現物を見せてもらって、構想を練るためなんですよね。お寺さんの小さな門をふき替えるのですが、現状は杉皮葺きなんですよね。それを門自体を解体して補強した後、瓦にのせ替えるという葺き替え工事になります。

で、おしょうさんのご注文は、「しゅっとした感じでお願いします。」

「………」

コテコテのお寺風デザインなら、かえってやりやすいのですが、こういうご要望が、一番悩みどころですねえ〜。それで、まあ現物を見て考えてみるかと言うことになったのです。

で、瓦センターの事務所玄関を入ると、東大寺の鬼瓦が出迎えてくれました。記念に一枚、写真を撮ってもらいましたよ。

東大寺の鬼瓦

これ、私の方が手前にでているのでそうは見えないですが、実際は、私の背の高さより少し大きいです。巨大ですね。

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