京都市左京区大原の大原薬師堂にて葺き替え工事中だった、御香水井戸の瓦屋根工事が完成しました!
[tegaki]やったーヽ(^▽^)/〜♪[/tegaki]
瓦屋根はやっぱり美しいですよね〜。今回は本当に小さいながらもいろいろ苦労した現場でしたが、いやあ、うれしいなぁ。
ちょっと、よってみたところですが、この側面の袖瓦のライン。これを出すのに苦労しましたよ〜。
鬼瓦は、若葉カエズ又ギ鬼です。そして、その鬼瓦がまたがっているのが、千鳥立浪巴瓦です。この屋根は、霊験新たかな井戸の屋根ですから、波が打ち寄せる如く、滾々と御香水がわき続けますように、そして、渡り鳥である千鳥が海を越えて飛んで行く如く、御香水のご威光が、世界に広がり行きますように…。そういう思いを込めて、選んだ巴瓦です。
棟は、鬼際に向かうにつれ持ち上がるように反っています。この反らせるための方法は、京都では昔から使われている手法で、軍艦棟という反らせ方を使っています。奈良の反らせ方とはちょっと違うんですよね。のし瓦は、「糸のし」という細手ののし瓦で、それを一段ずつ浮かすようにして(目を切って)積みました。
軒先は、巴付き唐草万十軒瓦です。
今回使用した瓦は、三州の創嘉瓦工業製の、防災タイプの純いぶし瓦です。
工事前の屋根と比べると…
むっちゃきれいー!もう、自画自賛しまくりですよ。
大原薬師堂のみなさんにも、本当に喜んでいただけて、わたしもうれしいです。喜びが喜びを生んで、この井戸から世界に広がって行ってくれたら、しあわせだなぁ。
瓦屋根はやっぱり綺麗ですね〜(^^)
私は屋根の事はあまりよく分からないので知らない言葉もたくさん。
でも見ているだけでも心が落ち着きます。
今は瓦も材質機能その他レベルアップしているんでしょうね。
atsukoさん、コメントありがとうございます。
ようこそ、おこし下さいました。
「立派」と言われるよりも、
「心が落ち着く」と言われる方が、何倍もうれしいです。
ありがとう。