先日、長野の友人が、わが家に遊びに来たんです。彼は、関西空港からアメリカに飛ぶ前日に、わが家で一泊して行ったんですね。
実はその時ちょっとした事件があったんです。うちに泊まる日の昼間は、滋賀県で用事があったそうで、京都へはJR琵琶湖線で山科まで、そこから京阪山科乗り換えて、東山駅で待ち合わせしました。
その後、一緒に食事をして、ハッと気が付くと、財布が一つなくなっているというんですね。記憶を辿ると、その財布は京阪山科駅で使ったのが最後というんです。あわてて山科駅まで走って駅員さんに聴いてみましたが、届いていないという事。
もちろん、これはもうでてこないだろうなとは思ったのですが、それでも、とりあえず駅の隣の交番で、落としたという届けを出しました。
不幸中の幸いだったのは、クレジットカードや主なお金は、アメリカに持って行くための財布に別途入れていたんですね。それは鞄の奥底に入っていて、落としたのは、空港までようの小銭等を入れていた財布だったのです。
まあ、こんな事件の後、彼はアメリカに旅立ちました。
で、1週間後、彼が長野の自宅に帰ってみると、何と、京都の五条警察署から、拾得物のお知らせが届いていたというのです。そう、誰かが拾って、届けてくれたんですねえ。
山科の交番のおまわりさんでさえ、まず絶対出てこないと断言していましたし、本人を含めて、だれも出てくるとは思っていなかったんですが、いやあ、日本もまだまだ捨てたもんではないですね。
どなたかわかりませんが、拾ってくださった方、本当にありがとうございます。あなたのおかげで、京都に良い印象を持ってくれる人間が一人増えました。
どうぞ、あなたのもとに、しあわせが雨あられと降り注ぎますように!
久々に、いい話を聞いた気がします。
ありがたや、ありがたや。
himomaruさん、コメントありがとうございます。
本当にありがたい事です。
文字通り、有り難い、できごとでした。