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3月 11 2009

大原のお寺の門の葺き替え工事。杉皮葺きから瓦葺へ。

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さて、前回の記事「とてもすてきな鬼瓦をお迎えに、奈良まで行ってきました」で引き取って来た瓦たちは、現在、京都市左京区大原のお寺の門の上で、それぞれの持ち場に配置されつつある所です。

境内側から門を見る

上の写真は、境内側から外側の方を見ています。軒先には、「左三つ巴付き唐草軒瓦」を利用しています。

ちなみにこの前面の唐草模様。実は単に装飾としてだけではなく、実用上も意味があるものなんですよ。雨が降った時に、この模様がええ仕事するんですわぁ。

さあ、唐草模様が果たす役割とは、どんな役割でしょう。思いついたものがあったら、この記事のコメント欄に書き込んでみてくださいね。 🙄

透湿防水ルーフィング

下葺き材は、透湿防水ルーフィング「通気エコルーフ」を利用しています。これは、アスファルト系ルーフィングと違い、昔のスギ皮のように呼吸する下葺き材で、野地板に優しいルーフィングです。それを、二重張りにしました。その上に5分の縦桟木(合成木)と七分の引っかけ桟木(赤松)を配置して、ステンレススクリュー釘で小瓦を固定して行きます。こうすると、瓦の固定釘が下葺き材に穴をあける事がないので、下葺き材がより長寿命になります。

門を下から見上げる

門を下から見上げると、一見新設の門に見えますが、少し色が濃い部材は、今までの門のものです。この門は、長い歴史の間に、境内地内で何度か移転したそうで、今までは杉皮葺きだったんですよね。

20年前に杉皮を葺き替えてその時以来の葺き替えだったのですが、今後はメンテナンスのことも考えて、瓦葺となりました。

この工事の元請けの棟梁の手によって一旦全てを解体した後、一つひとつの部材が吟味され、シロアリにやられていた四本の柱と、屋根の野地板と垂木が新しくなっています。

新しい部材は桧なんですが、やっぱり桧っていい匂いするなあ。 😀

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