今日は、月曜日から始めた京都市北区上賀茂(柊野)の葺き替え工事の現場に、三州から瓦が入りました。ちなみに瓦は、丸栄陶業株式会社さんの「栄四郎和形銀いぶし瓦」です。
で、朝イチでそのまま屋根の上に瓦揚げをして、さあ、葺こう!と、作業を始めたとたんに、雨が…降りだしました。[tegaki]そんなぁ〜[/tegaki]
最初はぽつぽつ、降ったりやんだりでしたが、やがて雨脚が強まりだしました。こんな状態では工事自体危険ですし、無理してやって、工事中に雨漏りさせても大変ですから、10時に撤収しました。
その足で資材の買い出しに問屋さんを廻って、昼過ぎには事務所に帰りました。
さて、あし@つながりでたまたま見つけたうえまつさんのブログ「身近な建築人」で、「天窓の納まり:ワンポイントアドバイス」 という記事を見つけました。もしも、天窓で雨漏りに悩んでおられる方はぜひ見て下さい。
「そりゃあこんなことしたら 漏るって!!」と、プロなら思うんですよね。でも、「水の道を造る」ということが頭にないと、どうしても塞ぐことばかりに頭が行ってしまい、器用なお父さんが日曜大工でこういうかんじでコーキングをして、よけいに雨漏りを悪化させるということがありがちです。まあもっとも、うえまつさんの記事の場合、最初からプロのはずの人が間違った工事をしみたいですけどね。
私もかつて、天窓ではないですが、和瓦で水を逃がすべき場所をお父さんが日曜大工をしてコンクリートで固めてしまって、そのために雨漏りが悪化したという現場を修繕に行ったことがあります。
まあ、なんにでも技があるということですねぇ。[tegaki]あちょー![/tegaki]